Ameba 20th Anniv.

Ameba20周年記念|manaが冥王星で占うこれまでとこれからの20年

Ameba20周年記念|manaが冥王星で占うこれまでとこれからの20年

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2024年も残すところあと3か月ちょっとになりました。
ここ数年はあまりにも変化のスピードが速いので、もうすでに年明けどんなことがあったかも忘れかけている、という方も多いのではないでしょうか。

占星術の視点から見ても、2020年代に入ってからのこの数年は間違いなく時代の変わり目、次の時代へと移行する渦中。大きなうねりの中にいる混沌とした時間です。

さて、Amebaは今年で20周年ということです。20年前と言えばみなさんはどんなことを思い出すでしょうか。

占星術で見る20年前

ここでは占星術的に見るとAmebaが誕生した20年前はどんな時代だったのかを紐解いてみたいと思います。

過去からの流れを知ると今の時代の意味することが浮かび上がってきます。そして当然ですがまた「今」が「未来」を創っていくのですね。

これまでの20年を振り返るとともに、これから先の20年はどのように時代が推移していくのかを占星術の視点から追うことで、今の私たちが何を大切にして生きていけばいいのか、そのヒントが見つかるかもしれません。

さて、20年という長いスパンを捉える時に注目したいのは冥王星の動きです。冥王星は約15年から20年同じ星座に滞在し、その星座の意味するところを長い時間をかけて根底から変容させていく星です。

Amebaが誕生したのは2004年。その時、冥王星は射手座にありました。

冥王星は射手座を1995年から2008年まで運行しています。

射手座はワールドワイドな視点を持つ星座です。この間で海外がより身近になり、インターネットが急速に普及し、一気にグローバル化が進んだことで人々の輪も広がりました。Amebaもまさにこの波に乗って誕生したのですね。

一方で、冥王星はこの13年間の中で射手座が持つ「宗教」というテーマにも変容をもたらしました。20年より前にさかのぼりますが1995年に起きた地下鉄サリン事件などはその典型でしょう。

冥王星はそのサインの意味することを徹底的にあぶり出し、破壊へと押しやります。
さらに射手座が司る「教育」の分野では、根底からの変容を試みる過程で「ゆとり教育」を経て最終的には「脱ゆとり教育」へと舵を切ることになりました。

そして2008年以降、冥王星は山羊座へ。山羊座が持つ「伝統」「国家」「権威」または「社会的通念やルール」を根底から変容させる時代へと移っていきました。この頃リーマンショックによる金融危機をきっかけに企業の在り方なども大きな影響を受けましたが、同時に国家や組織の権力の肥大化もMAXまで進んだと言えます。

冥王星はその意味することを徹底的に膨張させてから、膨らみ切った風船が割れるかのように最終的には解体するのです。

2024年11月本格的に冥王星は水瓶座へ

その冥王星が山羊座を去って、行きつ戻りつしながらも本格的に水瓶座へと移るのが、2024年11月です。

この16年間で膨張しつくした「権力」や「既存のルールや常識」は崩壊し、ここから新しく変容していくということですね。

とはいえ、これには時間がかかりますからすぐに目に見えるほどの「再生」とはいきませんが、すでにその兆しは見えてきています。政治の世界、大企業、そして世界中で起こっている戦争やエンタメ界での2023年の出来事などは特に記憶に新しいですね。 権力が集中する場所で起こる暴力やハラスメントの膨張、そして表面化は、まさに山羊座冥王星らしいと言えます。ジェンダーや人種における差別などへの問題意識も山羊座冥王星の末期であるここ数年で高まりを見せ始め「山羊座的価値観」を変容させる動きになっています。

そして2024年の冥王星水瓶座入り以降、これらは加速度的に解体され、水瓶座の意味する「平等意識」や「人権意識」が本格的に広まっていくことが予想されます。

もちろんそれは歓迎されるべき流れに思えますが、冥王星はそれらの良い部分だけではなく暗部をも引っ張り出していきます。

行き過ぎた認識の「平等意識」などの側面も今後は出てきて「本当の平等とは何か?」という問いかけが起こってくるはずですし、水瓶座が持つもう一つの象徴である「テクノロジー」の分野はより高度になり一般的になると同時に、それによる問題点がさらに顕著になっていく可能性が高いでしょう。

冥王星は肥大させたのちに破壊し、再生を促すのです。

水瓶座的意識はここから紆余曲折しながら磨かれ、その過程を私たちは経験していくことになります。

全体的な概要としてはそういったところですが、では、私たちがそれを身近な部分で実感するのはどんなことでしょう?

例えば恋愛や結婚、家族観などは大きく変化していきそうですね。

旧来の価値観(山羊座的なもの)を改革していくのが水瓶座です。すでに20年前とは大きく変わりつつありますが、結婚観で言えば同性婚や夫婦別姓などの制度は今後、日本でもようやく進むことになるでしょうし、そもそも法的な結婚にはこだわらないという価値観ももっと広がっていくはずです。

「形」や「制度」にとらわれる人が少なくなっていき、家族観も性別や血縁などにとらわれない自由な在り方が広がりそうです。

恋愛においても固定観念にとらわれない恋愛をする人が増えますし、これまでの恋愛至上主義的な価値観はかなり薄くなっていくので、友達感覚だったり、それぞれの自由を尊重しながら共存するシェア型の「つかず離れず」の人間関係を求めたりする人も増えていくでしょう。

また、いわゆる「不倫」が過剰に世間からバッシングされるような空気もなくなっていくのかもしれません。「それを善しとする」という意味ではなく、より個人主義的な価値観が広がっていき、他者にそこまで干渉しなくなるということですね。

水瓶座の冥王星は、「自由」を促しますが、自由は「自立」とセットです。恋愛や家族などの関係性では、精神的に自立している者同士がお互いの自由を尊重しつつ足りないところを補ったり支え合ったりできるような関係性が理想、というような「常識」が浸透していきます。

人によるとはいえ、依存したり束縛したりするような関係はこれまで以上に受け入れられなくなるでしょう。ある意味とてもドライな関係性が歓迎されていくと言えるかもしれません。

冥王星水瓶座時代は2044年まで。良い面では便利で自由で平等な社会への移行。悪い面ではそれが行き過ぎて、理屈重視で温度の低い乾いた世界が一方で広がる可能性も。

どちらの面も経験することになるのがこれからの20年です。

この激しい時代の変化の中で大切なのは、世の中の空気や情報に流されずに自分の頭で考え、自分なりの向き合い方を身につけておくこと。

成熟した知性や精神性を養うことが、翻弄されずにこれからの20年を過ごすために最も必要なことです。人がどうであれ、他者からの評価に依存せず「私はこうです」を持ち続けられる人が輝く時代でもあります。

世界の見え方はどの立場から見るかによって全く違います。一つの視点で一つの価値観でものの価値をはかるような時代は終わりつつあります。どんなニッチな場所でもそこに共感する人は必ずいて、どこかに自分の居場所や輝ける場所がある、という可能性が無限に広がる時代とも言えるのです。

ですから誰のものでもない「自分の人生を自分なりに生きる」という軸を忘れずに過ごしていきたいですね。

ちなみに2044年以降、冥王星は魚座に。境界線が取り払われ、よりナチュラルに人と人がつながる時代に突入します。

時代の空気はそうやってどんどん変わっていきますが、だからこそこれからは自分の「芯」の部分を確立し持ち続けられる人が楽しく生きていけるはずです。

水瓶座冥王星時代のキーワードは「自立」。

私たちがみな「私はこうです」をきちんと自分自身の中に育てることを意識し、他者の「私はこうです」も尊重できるようになることが、これから20年を生きるうえで繰り返し意識される大切なテーマとなるでしょう。

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監修者紹介

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mana

占術 : タロット

兵庫県芦屋市に占いサロンを構えるタロット占い師、西洋占星術師。
人気ファッション誌の星占いコーナーで女性読者から絶大な人気を博す。
鑑定力が口コミで評判となり、遠方から新幹線で鑑定に訪れる相談者もいるほど。相談者からは「落ち込んでいたけれど心が軽くなった」「元気出てまた頑張ろうと思えた」などの声が多数寄せられている。
タロット・占星術の講師としても活躍するほか、着物などの日本文化にも深い造詣を持つ。
恋愛、結婚、家族関係、仕事、子育ての悩みなどを得意とし、カードからのメッセージを通して、相談者がより楽しく幸せな毎日を送るためのヒントを見つけるお手伝いができるよう日夜寄り添い続けている。

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