鏡リュウジ◆キャリア35周年記念特集
占い師・占術紹介

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占い師
鏡リュウジ◆キャリア35周年特集
1968年、京都生まれ。
国際基督教大学大学院修士課程修了、同大学院博士課程前期修了。
書籍の執筆をはじめ、TV・ラジオ出演、雑誌連載、携帯サイトの監修など幅広く活躍中。
・心理占星術研究家・翻訳家
・英国占星術協会正会員
・日本トランスパーソナル学会理事
・平安女学院大学客員教授
国際基督教大学大学院修士課程修了、同大学院博士課程前期修了。
書籍の執筆をはじめ、TV・ラジオ出演、雑誌連載、携帯サイトの監修など幅広く活躍中。
・心理占星術研究家・翻訳家
・英国占星術協会正会員
・日本トランスパーソナル学会理事
・平安女学院大学客員教授
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占術
ソウルフルタロット&ルーンオラクル
タロット
タロットというと、未来のことを予言できるツールだと連想する人が多いと思います。実際、タロットの啓示には不思議なほどの力があります。その的中率に顔面そうはくになることもあるでしょう。しかし、それだけではありません。実は、タロットは心理学的なツールとしてもとてもパワフルな効果をもっているのです。
タロットカードを読み解く時は、まず教科書的な「意味」に飛びつかずにカードをじっくり眺め、全体から受ける印象を味わってみましょう。そして浮かんだイメージの中に自分の気持ちと通じ合うものがないかどうか、じっくりと考えてゆくのです。すると、新たな自分の一面、過去のトラウマ、隠されていた恐れ、ひそかな自尊心などが浮かんでくるかもしれません。
また、ソウルフルタロットでは、あえて「正逆」の区別をしていません。正と逆で意味を変えてとらえるよりも、一枚一枚のモチーフにジックリと向き合い、そこから受ける印象を感じること、また、本当の意味でカードが語りかけてくることに耳を澄ますほうがずっと大事だからです。正逆にとらわれていると、暗記した「意味」だけに引きずられてしまうでしょう。
カードは「イメージ」を味わうのがもっとも大切なのです。
ルーンオラクル
ルーン文字は、スカンジナビア半島のあたりで使われていたゲルマン民族の文字です。長い長い冬と短い夏という、厳しい自然条件に囲まれた古代ゲルマンの人々にとって、神々と交信することは大事なことでした。なぜなら、戦の行方や獲物の居場所を知るとき、小さな判断ミスが、すぐ飢えや寒さとなって人々を襲い苦しめたからでした。そんな人々の命の綱ともいえる、神々との交信時に用いた特別な道具が「ルーン文字」だったのです。この話からも、ルーン文字というものがどんなに神聖なものかがわかると思います。
ルーンを使って占うとき、たとえば、タロットの絵と同じように、その文字が示すものを読み解いていくという方法をとります。が、ルーンのほうがよりシンボリックな意味合いが強いといえます。それは、西洋の「言霊」を宿していると言ってもいいでしょう。なぜなら、文字そのものに、ゲルマン神話や古代北欧の自然のパワーがあるからです。ですから、たんに自動的に占うというだけではなく、自分からルーンをきることで、自ら運勢を切り開いていくこともできると思うのです。
また、ルーン文字の占い方はこれ以上ないほどシンプルです。ルーンを心のおもむくままにシャッフルし、ランダムに選び出し、その啓示(オラクル)を受け取るだけ。ですが、神秘学の世界には、洋の東西を問わず「準備ができたときに師が現れる」という言葉があるように、何事も機が熟していないと正しい判断を得ることは困難です。正しいタイミングや的確な判断……ルーンは私たちに代わってそれを提示してくれるでしょう。
古代ゲルマンの人々が神々の声をこの文字で聞き取っていたように、さああなたも、神秘のささやきをルーン・オラクルで受け取ってください。
タロットというと、未来のことを予言できるツールだと連想する人が多いと思います。実際、タロットの啓示には不思議なほどの力があります。その的中率に顔面そうはくになることもあるでしょう。しかし、それだけではありません。実は、タロットは心理学的なツールとしてもとてもパワフルな効果をもっているのです。
タロットカードを読み解く時は、まず教科書的な「意味」に飛びつかずにカードをじっくり眺め、全体から受ける印象を味わってみましょう。そして浮かんだイメージの中に自分の気持ちと通じ合うものがないかどうか、じっくりと考えてゆくのです。すると、新たな自分の一面、過去のトラウマ、隠されていた恐れ、ひそかな自尊心などが浮かんでくるかもしれません。
また、ソウルフルタロットでは、あえて「正逆」の区別をしていません。正と逆で意味を変えてとらえるよりも、一枚一枚のモチーフにジックリと向き合い、そこから受ける印象を感じること、また、本当の意味でカードが語りかけてくることに耳を澄ますほうがずっと大事だからです。正逆にとらわれていると、暗記した「意味」だけに引きずられてしまうでしょう。
カードは「イメージ」を味わうのがもっとも大切なのです。
ルーンオラクル
ルーン文字は、スカンジナビア半島のあたりで使われていたゲルマン民族の文字です。長い長い冬と短い夏という、厳しい自然条件に囲まれた古代ゲルマンの人々にとって、神々と交信することは大事なことでした。なぜなら、戦の行方や獲物の居場所を知るとき、小さな判断ミスが、すぐ飢えや寒さとなって人々を襲い苦しめたからでした。そんな人々の命の綱ともいえる、神々との交信時に用いた特別な道具が「ルーン文字」だったのです。この話からも、ルーン文字というものがどんなに神聖なものかがわかると思います。
ルーンを使って占うとき、たとえば、タロットの絵と同じように、その文字が示すものを読み解いていくという方法をとります。が、ルーンのほうがよりシンボリックな意味合いが強いといえます。それは、西洋の「言霊」を宿していると言ってもいいでしょう。なぜなら、文字そのものに、ゲルマン神話や古代北欧の自然のパワーがあるからです。ですから、たんに自動的に占うというだけではなく、自分からルーンをきることで、自ら運勢を切り開いていくこともできると思うのです。
また、ルーン文字の占い方はこれ以上ないほどシンプルです。ルーンを心のおもむくままにシャッフルし、ランダムに選び出し、その啓示(オラクル)を受け取るだけ。ですが、神秘学の世界には、洋の東西を問わず「準備ができたときに師が現れる」という言葉があるように、何事も機が熟していないと正しい判断を得ることは困難です。正しいタイミングや的確な判断……ルーンは私たちに代わってそれを提示してくれるでしょう。
古代ゲルマンの人々が神々の声をこの文字で聞き取っていたように、さああなたも、神秘のささやきをルーン・オラクルで受け取ってください。
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